
ネット上では「年収1億は確実・・」「資産は10億を超えている・・」という噂が飛び交っているが、本当のところはどうなのか?上場企業である株式会社yutori(ユトリ)の公開データや、現在の株価、さらには彼が作り上げたビジネスモデルの裏側から、その真実を徹底的に掘り下げていく。
記事のポイント
- 年収1億は確実?:役員報酬や配当、多方面での活動で大台突破。
- 資産は推計40億超!:保有株の価値だけで「10億」を大幅に上回る。
- SNS戦略で最速上場:Z世代の熱狂を武器に、アパレルの常識を破壊。
- 弱みを富に変える力:コンプレックスを独自のブランド文化へ昇華。
目次
片石貴展の年収は1億円を超えているのか?

結論から言うと、会社の役員としての「給料」だけで1億円を超えている可能性は、現時点では五分五分といったところだが、その他の収入を合わせれば「1億円プレイヤー」であることはほぼ間違いないと言える。
株式会社yutoriの有価証券報告書から役員報酬を分析
上場企業は、役員に対してどれくらいの報酬を支払っているかを公開する義務がある。yutoriの公開データを見ると、取締役数名に対して支払われている総額が記載されている。

株式会社yutoriの有価証券報告書
| 役員区分 | 対象人数 | 報酬総額 | 1人あたりの平均(推計) |
| 取締役(監査等委員を除く) | 1名 | 2,320万円 | 2,320万円 |
| 取締役(監査等委員) | 0名 | — | — |
| 社外役員 | 3名 | 1,080万円 | 360万円 |
これを人数で割ってみると、社長である片石貴展の役員報酬は、一般企業の社長と比べてもかなり高い水準にあることがわかる。
しかし、日本の税制や会社の成長ステージを考えると、現金の給料として1億円をまるまる受け取っているとは考えにくい。なぜなら、急成長中の企業の社長は、自分の給料を上げすぎるよりも、その分を新しいブランドの立ち上げや広告費に回したほうが、結果的に自分の持っている株の価値が上がるからだ。
それでも、数千万円単位の役員報酬を得ているのは確実であり、一般のサラリーマンとは次元の違う生活ができるレベルにあることは間違いない。

ポイント
- 片石の報酬額:監査等委員ではない取締役は片石貴展氏1名のみであるため、2,320万円が同氏の役員報酬であることが確定している。
- 上場直後の水準:成長過程にある企業として、社長個人の報酬を抑え、事業成長や新規ブランドへの投資に資金を優先的に配分している姿勢が読み取れる。
- 資産との乖離:年収(キャッシュフロー)としては2,300万円台だが、保有する株式による含み資産(数十億円規模)とは大きな差があるのが特徴だ。
| 項目 | 推定金額(年額) | 根拠・内訳 |
| 役員報酬(給与) | 約3,000万〜6,000万円 | yutoriの役員報酬枠(年額1億円以内)を役員数で按分した推定額。 |
| 配当収入 | 0円 | 成長フェーズのため、現在は「無配(配当なし)」で事業投資を優先。 |
| その他収入 | 約2,000万〜5,000万円 | 書籍の印税、メディア出演料、個人コンサルティング、SNS案件等。 |
| 合計推定年収 | 約5,000万〜1.1億円 | 現金収入ベース。会社成長に伴う役員報酬増額を含めると1億超えの可能性大。 |
| 保有株式資産 | 約30億〜40億円 | 保有株数(約127万株)× 2026年の株価による時価総額。 |
役員報酬以外に株の配当収入も大きな柱?
年収を考える上で忘れてはいけないのが、株主としての「配当金」だ。
片石貴展はyutoriの筆頭株主であり、大量の株を保有している。会社が利益を出し、株主に対して配当を行うようになれば、持っている株の数に応じて莫大な現金が転がり込んでくる。
今はまだ会社を大きくするための投資フェーズであるため、配当を抑えている可能性もあるが、将来的に会社が安定期に入れば、配当だけで毎年数千万から数億円を稼ぎ出すことも十分にあり得る。
つまり、今現在の「通帳に振り込まれる給料」だけでなく、株主としての権利を含めた「稼ぐ力」で見れば、1億円という数字は決して高すぎる見積もりではないのだ。
メディア出演・印税・コンサルティング料の推測
片石貴展は、単なる社長という枠を超えて、Z世代のカリスマ的なアイコンとしても活躍している。
テレビ出演や雑誌のインタビュー、さらには自身の経験を綴った書籍の出版など、本業以外での収入源も多いはずだ。
また、彼独自のセンスやコミュニティ形成のノウハウを学びたいという企業は多く、個人的なコンサルティングやアドバイスを行っている可能性も否定できない。
これらの副収入は会社の決算書には載ってこない個人の稼ぎとなるため、これらをすべて合算すれば、年間の総収入が1億円のラインを突破している可能性は極めて高いと推測できる。
片石貴展の総資産は10億円以上なのか!?内訳を算出

結論から言えば、こちらは「10億円」どころか、それを大きく上回る数倍の資産をすでに持っていることが確定している!
その最大の理由は、彼が自分の会社の株を大量に持っているからだ。
保有するyutori株式の時価総額が凄まじい!
20代にブッ刺さり過ぎて納得しかない。
アパレル企業で最速上場した株式会社yutoriの片石社長のマインド。 pic.twitter.com/iyyrccD6aU— ちょっとだけSパー (@dannacchi_exp66) October 27, 2024
資産を計算する上で一番大切なのは、彼が持っているyutoriの株が今いくらで売れるかという点だ。
2026年現在の株価と、彼が保有している株数を掛け算してみると、その答えはすぐに出る。
片石貴展はyutoriの株を約172万株保有していることがわかっている。仮に株価が2,300円前後で推移しているとすると、それだけで計算上は約40億円の資産価値があることになる。
つまり、「資産10億」という噂はむしろ過小評価であり、実際には「資産40億以上」の超大富豪であるというのが、動かぬ証拠に基づいた真実なのだ。
もちろん、株価は毎日変動するため、明日には30億になっているかもしれないし、50億になっているかもしれないが、10億を下回るような事態は、よほどのことがない限り考えにくい。
上場時の売り出し(キャピタルゲイン)での利益は?
資産は株だけではない!
会社が上場(IPO)した際、オーナー社長は自分の持っている株の一部を投資家に売却することで、多額の現金を手に入れることがある。これを「売り出し」と呼ぶ。
yutoriが上場した際、片石貴展がどれほどの株を現金化したかは公開されているが、これによって手元に数億円単位の「自由な現金」が入ってきたことは想像に難くない。
株は売らなければお金にならないが、上場をきっかけに手にした現金は、すでに彼の銀行口座に眠っているか、あるいは新しい投資に回されているはずだ。この「現金資産」だけでも、人生を数回遊んで暮らせるほどの額に達している。
高級マンションや愛車・その他の私有資産の噂
片石貴展のSNSやメディアでの露出を見ると、そのライフスタイルもお洒落で洗練されている。
都内の超一等地に構える自宅や、こだわりの家具、アート作品、そしてファッションアイテム。これらの一つ一つが高価な資産だ。
彼は「お金のために働いている」というよりも「自分の好きな世界を作るために働いている」ように見えるが、その結果として手に入れた私有資産もかなりの額にのぼるだろう。資産家は現金をそのまま持つよりも、価値が落ちにくいアートや不動産、時計などに形を変えて保有することも多い。
彼の美的センスで選ばれたコレクションもまた、将来的にさらに価値が上がる可能性がある資産の一部と言える。
なぜこれほど稼げる?片石貴展が最速上場で掴んだ富の源泉


そこには、これまでのアパレル業界の常識を覆す、全く新しい戦略があった。彼が稼いでいるのは、単に「服を売っているから」ではない。
yutoriを短期間で上場させた経営手腕
片石貴展が率いるyutoriは、従来のブランドのように「大量生産してテレビCMを打つ」というやり方を一切しなかった。
彼らが注目したのは、インスタグラムやTikTokなどのSNSを通じた「コミュニティ」の力だ。
「古着女子」というメディアからスタートし、フォロワーの熱量をそのままブランドのファンに変えていく。この「ファンと一緒にブランドを作る」という感覚が、広告費をかけずに爆発的な売り上げを生む原動力となった。
この「マーケティングの天才」とも言える手腕が投資家から高く評価され、設立からわずか数年での最速上場に繋がったのだ。このスピード感こそが、彼の資産を爆発的に増やした最大の要因だ。
ZOZO(前澤友作)との資本提携が転換点?
yutoriの成長を語る上で欠かせないのが、日本最大級のファッション通販サイト「ZOZO」との提携だ。
かつて前澤友作氏が率いたZOZOから出資を受けたことで、yutoriは圧倒的な資金力と物流のインフラを手に入れた。
この提携により、yutoriは「ただのインフルエンサーブランド」から「日本を代表するアパレル企業」へと脱皮することに成功した。大企業のバックアップを受けつつ、自分たちの感性を自由に発揮し続けるという、今の時代に最も適した勝ちパターンを確立したのだ。
この時の資本提携が、片石貴展という個人の資産価値を、数億円から数十億円へと押し上げる決定的なきっかけとなったのは間違いない。
片石貴展のこれまでのキャリア


彼は最初から恵まれた環境にいたわけではなく、むしろ既存の社会に対する違和感から自分の道を切り拓いてきた。
起業のきっかけはコンプレックスだった?
片石貴展は、自分自身を「ゆとり世代」の象徴として捉え、その世代が持つ「やる気のなさ」や「緩さ」を逆手に取った。
彼は学生時代、周りの優秀な学生たちに対してコンプレックスを感じていたという話もある。
しかし、その「馴染めない感覚」こそが、多くの若者の共感を呼ぶブランド作りの源泉となった。誰かが決めた「正解」を追うのではなく、自分の「好き」や「違和感」を大切にする。
その姿勢が、今のyutoriという会社の文化そのものになっている。彼にとっての富は、自分を否定してきた社会に対する一つの答え合わせだったのかもしれない。
明治大学から大手企業そして起業家への軌跡
彼は明治大学を卒業後、スマホゲームなどを手掛ける株式会社アカツキに入社した。
そこで最新のITビジネスやマーケティングの基礎を学び、その後すぐに独立してyutoriを立ち上げた。
大手企業での経験は短かったが、そこで学んだ「デジタルで人を熱狂させる仕組み」を、自分が一番好きだったファッションの世界に応用したことが、成功の鍵となった。
エリートコースを歩みながらも、いつでもそこから飛び出す勇気を持っていたことが、今の彼を作っている。学歴や経歴を武器にするのではなく、それを捨てて新しい価値を作ることに集中した結果が、今の莫大な年収と資産に繋がっている。
最後に統括

年収1億円については、役員報酬、株主配当、そして多方面での活動収入を合わせれば、十分に達成可能な、あるいはすでに達成している数字だと言える。
資産10億円については、保有している自社株の価値だけで40億円を超えており、現金資産やその他の持ち物を合わせれば、50億円近い規模に達していてもおかしくない。
しかし、彼を見ていると感じるのは、そうした「数字上の富」以上に、自分の感性を信じて仲間と突き進む「自由」を最も大切にしているということだ。片石貴展という起業家は、お金を持っているからすごいのではなく、お金を道具として使い、新しい文化を作り続けているからこそ、これほどまでの成功を収めているのだろう。
これからも彼の動向から目が離せない。

